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農業の革新によって、カーボンニュートラルが達成できる可能性があることは確かです。そこにはいろいろな問題があり、それを改善しようと、さまざまな手法が考えられてきました。その中のひとつに、生産性の向上があります。

農業の生産性の向上とカーボンニュートラルは結びつかないように見えますが、実は密接な関係があることです。植物が二酸化炭素を吸収し成長して行くことによって、排出される二酸化炭素との差をなくすのがカーボンニュートラルです。つまり、成長が早くなればなるほど、この効率は上昇することになります。そこで、アメリカでは遺伝子組み換えを利用できないかと研究が進んでいるのです。

遺伝子を組み替えることによって、生産量を向上させます。生産量が向上すると、その分だけ光合成をすることとなり、二酸化炭素も吸収し成長することになるでしょう。生産性が上がるほかにも、病気に強くし、雑草の繁殖も防ぐことができれば、土を耕したり、病気のための薬を生産しないで済みます。土を耕すだけでも燃料が必要ですし、薬も作りだすために二酸化炭素を出してしまうのです。遺伝子組み換えをすることにより、こういった点も改善しようと考えています。

もちろん、遺伝子組み換えには、大きなリスクがあるかもしれません。ですが、ひとつのアプローチとして、重要な選択になってきていることは確かでしょう。