精密農法と農業の革新

バイオマスなどによって、カーボンニュートラルの考え方は加速度的に伸び始めました。そうなると、どうしても注目はバイオマスにいってしまいがちですが、それだけではありません。農業として効率を上げたり、改善したりして行くことが、カーボンニュートラルに大きな影響を与えているのです。

農業の進化とカーボンニュートラルの関係のひとつに、精密農法があります。作物を育てていくためには、肥料と農薬が必要だということは、理解しやすい部分でしょう。この肥料を作るためには、何らかの燃料を必要とし、それだけで二酸化炭素を生み出してしまいます。これは農薬も変わりません。加熱しなくても、設備を作るだけでも、燃料を必要とするからです。そこで、本当に必要な肥料と農薬の量を判断し、適切な時期に適切な量を投入することによって、必要以上に消費しないようにすることができます。これを精密農法と呼んでいるのです。正確にコントロールすることができ、最適化することができれば、収穫量を減らすことなく、二酸化炭素の排出量を落とすことができます。つまり、カーボンニュートラルをさらに一歩進めることができるといえるでしょう。

この方法のために、遺伝子組み換えを考えたりしている部分もありますが、もっと正確に把握することができれば、既存の技術でも二酸化炭素を減らすことができます。遺伝子組み換えのリスクもないため、農業の革新が二酸化炭素を減らす方法として研究が進められているのです。